6.92016
東京で楽しめる元祖の味〜前編〜
東京にはおいしいものもたくさんあります。
観光のついでにグルメを楽しみたいと考えている人もいるのでは?
そこで、東京生まれの元祖の味に舌鼓をうってみるのはいかがでしょう。
東京にある元祖の名店をご紹介します。
【新宿中村屋(東京都新宿区新宿三丁目26番13号)】
みんな大好き、カレーライス。
今のようなスタイルで食卓に登場するようになったのは大正時代。
比較的安価な洋食として親しまれていました。
そこへ登場したのが、新宿中村屋がオープンした喫茶部の「純インド式カリ・ライス」。
日本初の本格インドカレーでした。
この日本初の本格インドカレーは、当時の大衆食堂の十倍近い価格にもかかわらず大ヒット。
中村屋の娘がインドの独立運動家と結婚したことから生まれた「恋と革命の味」は、今もかわらず愛されています。
【木村屋總本店(銀座木村家/東京都中央区銀座4-5-7)】
あんぱんの元祖と言えば、木村屋總本店。
1969年に創業、1874年に元祖あんぱんを生み出しました。
特徴は米、麹、水から生まれたオリジナルの酒種発酵種。
これは当時まだまだ日本人にとってなじみのなかったパンをどうやったら広められるかを考えた結果だと言います。
酒種発酵種は大変手間のかかるものですが、惜しみなく努力を続け、100年以上その味を守り続けています。
木村屋のあんぱんのもうひとつの特徴は、桜のはなびら。
あんぱんの中心に埋められた桜の塩漬けは、一年中同じ味になるように工夫されています。
この酒精発酵種と桜があってこそ、木村屋の「酒精桜あんぱん」なのです。
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